アジアプロ野球チャンピオンシップの決勝戦が19日に東京ドームで行われ、日本代表“侍ジャパン”は延長10回、門脇誠(巨人)のサヨナラタイムリーで韓国に勝利し、大会連覇を達成しました。
この大会に初代表として選ばれた桐敷拓馬投手(阪神・新潟医療福祉大出身)は8回に登板し、1回を無失点に抑えました。

試合は3回、韓国に四球とエラーで1、2塁とされると、先発の今井達也(西武)が韓国の4番・ノ シファンにタイムリーツーベースを打たれ、2点を失います。

打線は韓国先発のグァク ビンをなかなか攻略できずにいましたが、5回でした。
4番・牧秀悟(DeNA)が左中間にソロホームランを放ち、反撃ののろしを上げます。

6回には代わった相手ピッチャーから6番の万波中正(日本ハム)がツーベースを放つと、続く門脇誠(巨人)が送りバントで3塁に進めます。そして8番の佐藤輝明(阪神)の犠牲フライで同点。2対2と試合を振り出しに戻します。

8回のマウンドには新潟医療福祉大出身の桐敷拓馬(阪神)が登場。内野安打を打たれたものの得点を許さず、無失点で抑えます。

試合は9回で決着がつかず延長戦に。
タイブレーク形式で、ノーアウト1、2塁スタートとなる10回。侍ジャパン5番手ピッチャーの吉村貢司郎(ヤクルト)はダブルプレーで2アウト3塁としますが、韓国の3番・ユン ドンヒにタイムリーを打たれて、2対3と勝ち越しを許します。

その裏でした。まずは代打・古賀悠斗(西武)が送りバントを決めて1アウト2、3塁に。韓国バッテリーは4番の牧を申告敬遠し、満塁として5番・坂倉将吾(広島)との勝負を選択します。その坂倉はセンターに大きな犠牲フライを放ち、侍ジャパンは同点に追いつきます。
さらに続く6番・万波は申告敬遠とされ、2アウト満塁に。そして最後は7番・門脇がレフトへサヨナラタイムリーを放ってゲームセット。

侍ジャパンは韓国を相手に劇的なサヨナラ勝ち!4対3で下し、2大会連続でアジアチャンピオンシップを制しました。