山梨県笛吹市の山梨リニア実験線の高架橋から電源用の450mのケーブルが真下の国道に落下しているのが見つかりました。


6月30日午後5時半ごろ、笛吹市御坂町上黒駒の山梨リニア実験線の高架橋からケーブルが落下しているのが見つかりました。


浅川博仁記者:
落下した影響でしょうか、一部分だけ有刺鉄線が曲がっています。


JR東海によりますとケーブルはおよそ11m下にある国道137号などに落下しました。ケーブルの直径は1.2cm、長さ450m、重さは90kgあります。



浅川博仁記者:
現場の国道137号は富士北麓地域と甲府を結ぶ非常に通行量の多い道です。


ケーブルの落下に伴うけが人や、通行する車両への損傷は今のところ確認されていません。



ケーブルは降雪を監視するカメラに電力を送るためのもので、原因についてJR東海は、高架橋に固定する部品が破損した影響と説明し、さらに詳しく調査しています。

なおリニア実験線の高架橋に同じ設備は1か所あり、点検した結果、落下の危険性はないことを確認したということです。