APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席するためアメリカ・サンフランシスコを訪れている岸田総理は、さきほど中国の習近平国家主席とおよそ1年ぶりに会談しました。現地から中継です。
首脳会談は私のうしろに見えるホテルで、現在も続いているものとみられます。きのうの米中首脳会談では習主席の穏やかな表情が印象的でしたが、きょうの会談の冒頭でも習主席は時折、笑顔をみせていました。
中国 習近平国家主席
「戦略的互恵関係の位置づけを再確認し、新たな意味合いを持たせ、新時代の要求に合致した中日関係の構築に尽力すべきである」
岸田総理
「先人たちの精神を受け継ぎ、次世代のために、より明るい日中関係の未来を切り開けるように力を合わせていきたいと考えています」
首脳会談の実施はおよそ1年ぶりで、中国による日本産の水産物の輸入禁止措置や日本人の拘束事案、東シナ海での中国の海洋進出などが議題になったものとみられます。
政府関係者によりますと、今回の会談は、トップ同士の対話に強い意欲を示していた岸田総理と、経済の減速を背景に両国関係を改善させて日本企業の投資などを呼び込みたい中国側双方の思惑が一致し、実現したということです。
ただ、日本産水産物の輸入禁止措置の問題ひとつとっても、撤廃を求める岸田総理と、振り上げた拳を簡単には下ろせない中国側の隔たりは大きく、短期間での進展は望めないとの見方が大勢です。
中国側は会談冒頭で「戦略的互恵関係」という言葉を持ち出しましたが、双方は建設的かつ安定的な関係を構築するため、対話を続けることの重要性を確認する見通しです。
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