Jリーグの鹿島アントラーズが日本代表FWの上田綺世(23)のベルギーリーグ1部セルクル・ブルージュへの完全移籍を1日、公式サイトで発表した。明日2日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約の予定。

上田は今季18試合に出場(1日時点)、暫定得点王の活躍を見せ、10ゴールを挙げていた。2019年に日本代表に初招集され、2021年東京五輪にも出場している。代表戦には9試合出場していて、初得点が期待されている。

ホームページを通じて発表したコメント(以下、全文)

「このたび、セルクル・ブルージュへ移籍することになりました。世界を見渡した時に決して若いとは言えない自分が、プロサッカー選手として新しい環境に身を置き、成長したいという思いから、この決断をしました。シーズン途中でチームを離れることの意味は、理解しています。決めた以上、結果で示していくしかないことも分かっています。ともに戦った選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、すべてのアントラーズファミリーに対し、感謝の思いしかありません。勝利のために必要なプレーを追求していくという、自分が考えるフットボールの本質と向き合い、一瞬一瞬を大切にして、この先も戦っていきます。応援、ありがとうございました」

◆セルクル・ブルージュ
2021-22シーズンのジュピラー・プロ・リーグで10位に終わっており、新シーズンに向け
てストライカーの補強を目指していた。かつては同じ鹿島から日本代表DF植田直通(現ニーム)が移籍していた。

■上田綺世(うえだ・あやせ)
1998年8月28日生まれ、23歳。茨城県出身、鹿島学園~法政大~鹿島アントラーズ所属。