望まない妊娠を防ぐための「緊急避妊薬」をめぐり、医師の処方箋なしに販売できるか調査研究を行うために、日本薬剤師会が今月28日から全国およそ150の薬局で試験的に販売を始めることがわかりました。

「緊急避妊薬」は、性行為から72時間以内に服用することで妊娠を一定程度防ぐもので、国内で手に入れるためには医師の処方箋が必要です。

厚生労働省の検討会は今年6月、適切に販売できるかなどを確認するために、調査研究として、一部の薬局でこの薬を試験的に販売することを決めました。

関係者によりますと、日本薬剤師会が今月28日から全国およそ150の薬局で試験的に販売を始めるということです。購入できるのは、調査研究への参加に同意した16歳以上の人で、販売価格は7000円から9000円までを想定しています。

▼研修を受けた薬剤師がいることや、▼夜間や休日にも対応が可能なことなどの条件を満たした薬局が都道府県ごとに数店舗ずつ選ばれるということです。