就航のめどが立っていない新潟発、地域航空会社トキエアは自動車の“車検”にあたる耐空証明の更新検査が11月9日に終了しました。これについて、新潟県の花角英世知事は「早期の就航を実現してもらいたい」と述べました。

新潟と札幌丘珠(北海道)の『空の便就航』をめざすトキエア。
10月下旬から保有する機体2機について、自動車の車検にあたる耐空検査を受けていました。この検査は1年に1度必要で、トキエアは11月9日に検査を終了したと発表していました。

新潟県の花角知事は16日の定例会見で「懸案だった整備部門の検査が一段落したのであろうから、いろいろなマニュアル整備や体制づくりを急いで早期の就航を実現してもらいたい」と述べました。

トキエアの長谷川政樹社長は10月に開かれた記者会見で、就航日や座席予約開始日は、「耐空検査終了後の11月中に発表する」としていて、就航は12月にずれ込む可能性も示唆していました。トキエアをめぐっては就航延期を繰り返しており、直近では8月下旬をめどの就航予定としていましたが、その後は見通しを明らかにしていません。