横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて11月15日で46年です。
拉致被害者の蓮池薫さんが14日に講演し、北朝鮮に問題解決の期限を示すことが重要と訴えました。

新潟市中央区で講演した拉致被害者の蓮池薫さんは、北朝鮮が主張する横田めぐみさんの“死亡”について、事実関係に矛盾があると指摘しました。
「真実に改めて関心を持っていただき、そしてこれをもとに我々は信念をもって救出運動にあたっていかなければらない」

そして「まさに今やらなければ、関係改善は将来的に難しくなる。つまり時間は日本側だけでなく北朝鮮側にとってもないんだよと」と話し、北朝鮮に問題解決の期限を示すことが重要だと訴えました。

また蓮池さんは、北朝鮮政治が専門の慶応義塾大学の礒崎敦仁教授と対談。
蓮池さんは今後の交渉の進め方について「北朝鮮を動かす見返りを提示する必要がある」とし、磯崎教授は「世論の批判を覚悟してでも、北朝鮮の要求に関心を持つ姿勢も必要だ」と述べました。