横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて15日で46年です。新潟市の小学校では早期帰国を願ってめぐみさんの同級生による演奏会が開かれました。演奏を聞いた子供たちは「拉致問題をたくさんの人に伝えていくことが大事だ」と語りました。
横田めぐみさんの帰国を「春」に例え、同級生が心を込めて楽器を奏でます。母校・新潟小学校で開かれたのは、めぐみさんの帰国を願う音楽集会。

「再会を誓う同級生の会」代表の池田正樹さんや同級生でバイオリニストの吉田直矢さんが演奏会を開きました。演奏会はめぐみさんの母・早紀江さんもリモートで鑑賞しました。

【横田早紀江さん(87)】「必ずその日が来ると信じています。皆さんとも会っていただきたいし」


【記者リポート】「めぐみさんに届くように演奏曲が体育館に響いています。こどもたちは何を感じてるでしょうか?」
【6年生は】「46年という月日があり、(演奏者が)同級生なので、私の同級生がいなくなるようで寂しい思いをしました」

【6年生は】「当たり前の日々を感謝して生きて、たくさんの人に拉致問題が忘れられないように伝えていくことなのではないかと思いました」

【同級生の会代表 池田正樹さん(59)】「子どもたちが純粋な心で、帰国を願う会じゃなくて、早くお祝いの会にしたいって(児童が)言ってたんですよ。総理に、政府にわかってほしいですよ、真剣にあたってほしいです」

同級生たちは、いまだ帰国が叶わないめぐみさんに思いをはせ、「国には拉致問題解決に取り組んでほしい」と改めて述べました。