医学的な知識を備えた人材を育成し、企業の健康経営を支えようと、新潟大学の教授らによる講座が新潟市で始まりました。

この講座は新潟県内にある企業の担当者や大学生を対象に、新潟大学などが主催したもので、講師は新潟大学医学部から誕生したベンチャー企業『アイセック』の木村大地社長ら5人が務めました。


『健康経営』とは働く人の健康管理に経営的な視点で取り組み、生産性の向上などにつなげようというものですが、医学的な知識をもつ人材が少ないことから、講座を通じてその人材育成をめざしています。

講師の1人、新潟大学大学院の曽根博仁教授は「糖尿病を患っている30代男性は、そうでない30代の男性と比べて心筋梗塞を引き起こすリスクが18倍大きい」との研究結果を示しながら、早期受診や早期発見など、職場でできることはとても多いことを強調しました。

受講生
「健康経営をこれから推進していきたい。(講師の)アドバイスや内容を詳しく聞きたい」

30もの講座は来年2月まで続きます。