ハラスメント被害の申し出が内部から相次いでいる自衛隊で、また不祥事が発覚しました。後輩の髪を掴んではさみで切ったとされる男性空曹(50代)が13日、停職処分を受けました。岸田首相が自衛隊内のハラスメント根絶を訴えたばかりです。
◆それでも長い!近くにあったはさみで切った
航空自衛隊春日基地(福岡県)の西部航空警戒管制団に所属する男性空曹(50代)は、今年4月20日の勤務中に後輩の髪をはさみで切ったとされています。この後輩は3日前に前髪が長いことを理由に散髪を命じられ、“規律”におさまるように髪を切ったばかりでした。空曹はそれでも長いと指導。近くにあったはさみで前髪を4センチ切ったということです。
◆パワハラ認定の空曹「髪が長かったので」
前髪を切られた後輩が上司に被害を申告したことで発覚。春日基地は、空曹などから聞き取り調査をした上で、パワーハラスメントにあたる行為だったと認定しました。空曹は「散髪後の髪が長いので切った。深く反省している」と話しているということです。
◆岸田首相が根絶を呼びかけた矢先に…
防衛省は性加害問題を受けて自衛隊の全部署に特別監査を実施。ハラスメントの被害にあったとする申し出が内部から相次いでいます。岸田首相は11日、入間基地(埼玉県)を訪れ「ハラスメントを許さない環境を作り上げていただきたい」などと“根絶”を呼びかけたばかりです。前髪ハラスメントのあった春日基地は、「隊員がこのような事案を生起させ誠に遺憾。今後教育を徹底し服務規律の維持に努めて参ります」とコメントしています。
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