イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの最大都市「中心部」に入って戦闘を行っているとする中、アメリカのバイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に「3日間の戦闘停止」を提案したとアメリカメディアが報じました。
イスラエル軍は7日、イスラム組織ハマスの拠点があるガザの地下トンネルを破壊したとする映像を公開するなど北部を中心に攻撃をさらに強化しています。こうした中、ガラント国防相は地上部隊が「ガザ市の中心部で戦っている」として市街戦を本格化させつつあることを明らかにしました。
ネタニヤフ首相も7日のテレビ演説で「ガザ市を包囲し、その内部で軍事作戦を展開している」と表明。これに先立ち、イスラエル軍はガザ地区北部の住民に南部への退避を改めて促しました。
南部へ退避する市民
「私たちは市民であり、平和を愛しています。自分の国であり土地なのです。私たちにどうしろというのだ。1か月で1万人が殺された、本当に恐ろしいことだ」
ハマス側は、ガザ市などでイスラエル軍により水の供給が完全に遮断されたと発表し、人道状況のさらなる悪化が懸念されています。7日で1か月となった戦闘による双方の死者はあわせて1万1700人以上にのぼっています。
こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は7日、アメリカとイスラエルの当局者の話として、バイデン大統領が6日に行ったネタニヤフ首相との電話会談の中で、「10人から15人の人質の解放を実現するために3日間の戦闘停止を提案した」と報じました。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.3日間の戦闘停止を提案しましたか?)彼にその話をしましたが、まだ回答を待っています」
バイデン大統領はこのように述べ、3日間の戦闘停止を提案したことを認めました。
一方、アメリカ国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官はガザでの「人道目的の戦闘の一時停止」について、すでに何度か行われていると話しました。
アメリカ国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「人道目的の戦闘の一時停止はすでに何度か行われている。人質の引き渡しの際も戦闘を停止して行われた」
カービー調整官は「戦闘の一時停止」について、「局地的で、時間を限定し、特定の目的のために設定されるもの」と説明し、「今後も引き続き同じ措置がとられるようにイスラエルと協議していく」と話しました。
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