愛媛県議選の告示前に、自分への投票を呼びかける内容の文書を配布するなど事前運動をしたとして、公職選挙法違反の罪に問われた元四国中央市議の宮崎清被告(73)。
これまで2度にわたり、松山地裁での裁判期日に出頭しませんでしたが、7日、身柄拘束の上移送されて初公判が開かれ、その中で無罪を主張しました。
起訴状などによりますと、宮崎被告は、県議選告示前の今年3月27日から28日の間「強固現職に割り込めず県議選4回目に挑んでいます。今回こそ、今度こそ、お力添えいただきますようお願い申し上げます」「『きよし』または『宮崎』とお書きください」などと書かれた、法律で認められていない選挙用の文書を、新聞折り込みで四国中央市内の34か所、計約1万4000部を配達させたということです。
初公判で宮崎被告は「この事案は政治的な事案で、選挙に関することではない」などと、起訴内容を否認しました。
続く冒頭陳述で検察側は、愛媛県東予地方局の事前審査で「配布した文書は選挙運動用ビラとして使用できない」と注意を受けた際、宮崎被告が「使用しない」と答えていたことを明らかにしました。
裁判は即日結審し、検察側は「地方局職員の注意を無視するなど犯意は強固、文書の内容も選挙の公正を害するもので、被告の刑事責任は軽視できない。さらに犯行を否認し不出頭繰り返すなど、反省の態度も見受けられない」などとして、罰金30万円を求刑しました。
これに対し弁護側は「市民に選挙や政治に興味を持ってもらおうと行った事で、自己の当選目的はなく政治運動」「出廷できなかったのは体調不良のため」などとして無罪を主張しました。
判決は28日に言い渡される予定です。
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