先月、500万件以上の取引に遅れが出た「全銀システム」の障害について、システムを手がけるNTTデータは、プログラム上の不具合や試験が不十分だったことが原因だと発表しました。
NTTデータグループ 本間洋社長
「預金者の皆様、金融機関、関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしました。深くお詫び申し上げます」
障害は先月10日、全国の金融機関を結ぶ「全銀システム」で発生し、2日間にわたって10の金融機関で他の銀行への振り込みができなくなり、500万件以上の取引に遅れが生じました。
障害についてNTTデータは会見で、▽システム上のプログラムミスや、▽事前の試験が不十分でミスを検出できなかったことが原因だと発表しました。そのうえで、NTTデータが中央官庁や金融機関などに提供する200程度のシステムについて総点検を行うと明らかにしました。
全銀システムの障害をめぐっては、金融庁がNTTデータや全銀システムを運営する全銀ネットに今月末までに原因や再発防止策の報告を求める「報告徴求命令」を出しています。
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