沖縄戦の激戦地だった伊江村で、106人の日本兵が亡くなったとされる壕の特定に向けた調査が11月2日までの3日間、行われました。

調査は、旧日本軍の兵士106人が戦死したとされる壕のおおよその場所を記したアメリカ軍の資料や、住民の証言が新たに出てきたことを受け国が実施したもので、資料に「壕の入り口」とあった場所からおよそ20メートル四方の地面を7mほどの深さまで掘削し手がかりを探しました。

元伊江村厚生課長 内間亀吉さん
「戦死された方の遺骨ですから1日も早くと思います」

3日間の調査で壕の手がかりは得られませんでしたが、国は新たな情報が得られれば調査を続けたいとしています。

伊江村では、1945年の沖縄戦で旧日本軍およそ2000人、村民およそ1500人が犠牲になっています。