11月3日は文化の日。 山口県山口市で日本の伝統、着物ができるまでの工程を紹介する展示会が開かれています。

「美と技を伝える伝承展」は、着物にまつわる職人の工程を紹介する展示会です。 市内の呉服店「ふじもと」が初めて開催し、多くの着物ファンが訪れました。

図案の作成から始まり、下絵に沿ってのりを置き、染めていく作業。会場には、実際の道具や型紙などが展示されています。

ふじもと・藤本利明社長: 「ふだんは実際に着物を作る大変さ、思い、日本の固有の技術をお見せすることができない。見てもらいたいという思いから開きました」

職人は減りつつあり、技術の継承が難しくなっている現状も伝えたいといいます。 着物デザイナー森尻春司さんの指導のもと、実際に布を染める友禅の体験会も行われました。 展覧会は11月4日までとなっています。