ついにバタンコを運転

伊木秀明 さん
「よくもっている…。ミラーが生きていたとは。こうやって(キックでエンジンをかけようとする)、あれ? えらい軽い。ぼくが子どもじゃないから? 当時はバッテリーを大事にするんですよ」

エンジン始動で、いよいよ運転席へ…

伊木秀明 さん
「これは、公道で走れるようなしろものではないですね。子どものころは落ちちゃいけんということで縄でぐるぐる巻きにして。昔は道が悪いでしょ。ものすごくはねる。舗装していないんだから。しがみついて喜んでね」

伊木さんは、公道では助手席に乗って走りました。

伊木秀明 さん
「父が大きな身体をしてかっこよかったんですよ。それを思い出しながらハンドルを。エンジンかけて、セルモーターで懐かしい音がした。懐かしい爆発音がして父がかっこよく乗っていたのを思い出した」

昭和の戦後の生活を支えたマツダの「バタンコ」。令和の時代も “思い” を載せて走ります。