KDDIの高橋社長は、新たにプラチナバンドの割り当てを受けた楽天モバイルの計画について「すごく遅いペースだ」と述べ、新たな基地局建設や投資に時間がかかるのではとの見通しを示しました。

KDDI 高橋誠社長
「我々からすると、既存周波数が楽天モバイルに置き換えられるんじゃなくて、新たな3メガヘルツ帯のところということで、今回のプラチナバンドの議論がある程度、終結してくるということは非常に良いことかな。開設計画を見たんですけど、ちょっとすごく遅いペースだなと思います。もう少し早くやられると思っていたんですけど」

KDDIの高橋社長は、楽天モバイルが屋内や地下でもつながりやすい“プラチナバンド”の新たに割り当てを受けたことについて「よかった」と評価しました。

そのうえで、楽天モバイルが総務省に提出したプラチナバンドの開設計画については「すごく遅いペースだ」とし、基地局建設や投資には時間がかかるのではないかとの感想を述べました。

また、楽天モバイルは電波がつながりにくいエリアでKDDIから回線を借りる“ローミング”を行っていますが、高橋社長は楽天モバイルがプラチナバンドを獲得してもローミング収入に大きな影響を与えることはないとしました。