凶悪なテロ行為を未然に防ごうと、警察や海保など合同の大規模な訓練が山口県の宇部港でありました。

訓練は「宇部港に入港予定の外国船に爆発物が仕掛けられ、船内にはテロリストが乗っている」という想定です。連絡を受けた宇部署の警察官や門司海上保安部の職員らが船に立ち入り、船内の捜索やけがをした人の救助、爆発物の処理などを行いました。

訓練では海保の巡視艇や県警の警察艇による小型船の捕捉や制圧も行われ、参加した10の機関が対応や連携を確認しました。

門司海上保安部 山本雅司 宇部港・小野田港港湾危機管理担当官
「宇部港・小野田港からテロ、そういうものに狙われない、起こさせない、強い意識を持ってですね、各機関が頑張っていきたいと思っております」

世界情勢が緊迫していて、国内でもテロの発生が懸念されることから、参加した機関では訓練を通して万一に備えたいとしています。