ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が「ストームZ」と呼ばれる受刑者らでつくる突撃部隊を、東部ドネツク州での戦闘に投入していることが明らかになりました。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、先月30日、「ロシア軍は主に受刑者らでつくる『ストームZ』と呼ばれる突撃部隊を消耗が激しい正面攻撃に使用し続けている」と指摘しました。
ロシアが攻略を目指す東部ドネツク州のウクライナ側の拠点アウディーイウカなどに投入されているということです。
ただ、部隊の訓練は不十分で砲撃による支援もないまま決死の突撃をさせられているとし、部隊の損失は平均で40~70%に及ぶとするロシア側の情報もあるとしています。
かつて民間軍事会社ワグネルが恩赦と引き換えに受刑者を戦闘に参加させていましたが、ロシア国防省もその手法を踏襲しているとみられます。
一方、南部へルソン州ではウクライナ軍の部隊がロシア側の占領するドニプロ川の東岸に渡り、作戦を行っているとみられています。
こうした中、ロシア軍のへルソン州方面を担当する司令官が交代させられたと伝えられていて、戦争研究所は「クレムリンやロシア軍指導部がウクライナ軍の東岸での攻勢に対応できていないと懸念している可能性がある」と分析しています。
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