大雨で運休が続いているJR美祢線について、地域の団体が31日、約2200人分の署名とともに、早期復旧を求める要望書をJR西日本に手渡しました。

JR美祢線の利用促進活動を展開する於福地域交流ステーション推進協議会の村田裕子会長らがJR西日本広島支社を訪れ、美祢線の早期復旧と運行再開を求める要望書を手渡しました。

JR美祢線は今年6月末からの大雨で橋りょうが流出するなどの被害が発生し、現在も全線で運休が続いています。これまで、県や沿線自治体などが早期復旧を求めてきましたが、JR側は「地域の公共交通としての持続性の確保についても話し合いたい」と復旧についての明言を避けてきました。

協議会では、地域交流ステーションを訪れた人に、美祢線の早期復旧を求める署名活動を行っていて、約2200人分の署名も手渡されました。

於福地域交流ステーション 村田裕子会長
「私たちは美祢線とともに生活していました。ぜひ復旧をして、地域の経済も活性化できるように一生懸命地域で頑張っていきたいと思っております」

JR西日本は「復旧について引き続き検討していきたい」とコメントしています。