いまだ空包などが残されたままとなっている、国頭村のアメリカ軍北部訓練場返還地を県の職員らが訪れ、廃棄物の現状を確認しました。
世界自然遺産にも登録されているアメリカ軍北部訓練場の返還地は2016年に日本へと返還されましたが、その後も空包や有害物質を含むドラム缶などが次々と見つかっています。
この日は廃棄物の問題を訴え続けている宮城秋乃さんの案内で県環境部の職員5人が現場を視察しました。

金属探知機の反応があった場所からは新たな空包が見つかったほか、土のうや野戦食のごみが残されているのが確認されました。
県環境部環境整備課・知名光太郎主任技師
「現場の廃棄物の状況を確認しましたので持ち帰って報告したいと思います」
北部訓練場の返還地は沖縄防衛局がおよそ1年かけて、残された廃棄物などを処分する支障除去を行い地権者へと引き渡されましたが、いまだ多くの廃棄物が見つかっており、沖縄防衛局による撤去作業が今も続けられています。