31日未明から早朝にかけて、山口県岩国市の市街地を含む数か所でニホンジカ1頭が目撃されました。
市では、見かけた場合シカを脅かさないよう注意を呼びかけています。

午前1時ごろ岩国市中津町の門前橋付近で川沿いを歩いているシカを目撃したとの情報が警察に寄せられました。

オスのニホンジカとみられ、その後、門前橋からおよそ2キロ北西の楠町2丁目交差点付近、午前6時半すぎにはさらに1キロ北西の錦見3丁目の国道2号付近でも目撃されました。

警察が見回りに行きましたが、すでにいなくなっていて姿は確認できなかったということです。

目撃された場所はいずれもJR岩国駅から3~4キロの住宅地や幹線道路で近くに学校などもあります。

岩国市では、19日にも尾津町のハス田で、オスのニホンジカ1頭が目撃され、その後行方がわからなくなっていました。

市では、同じ個体ではないかとみています。

シカは臆病な動物で、近づいたり追い払おうとしたりすると興奮して危害を加えることもあるということです。

市は、見かけても大声を出したり脅かしたりせず静かに立ち去るようにと注意を呼びかけています。