日銀長崎支店は、10月の金融経済概況で、長崎県内の景気は、「緩やかに回復している」と判断を据え置きました。

日銀長崎支店は、景気判断の主な要因となる7項目のうち公共投資について、8月の公共工事請負金額が前年を上回ったことを考慮し、「持ち直しつつある」から「持ち直している」に、3か月ぶりに判断を引き上げました。


その一方、個人消費、観光、住宅投資など、残り6項目の判断は変わらず、景気全体としては「緩やかに回復している」のまま据え置きました。

先行きについて、日銀長崎支店は、「物価上昇のほか、企業の人手不足感の強まり、海外経済・金融を巡る不確実性の高まりなどの影響を注視していく必要がある」としています。