世界160か国と地域で放送されているTBSの人気番組『SASUKE』が、5年後のロス・オリンピックから“近代五種で行われる競技のひとつ”として、正式採用されることが決まりました。

SASUKE 五輪に正式採用 28年ロサンゼルス大会「近代五種」

高柳光希キャスター:
オリンピックで「SASUKE」が見られるのは、2024年のパリオリンピックのその次、5年後のロサンゼルスオリンピックからです。

SASUKEが採用されることになった「近代五種」という種目。そもそも創設したのは“近代オリンピックの父”と言われているクーベルタン男爵です。

1912年の第5回ストックホルムオリンピックから実施されていて、五種目を行って競うのでキングオブスポーツとも言われています。さらにこれを1日で行うハードなスケジュールになっています。

そして詳しい内容です。2024年パリ大会までは、馬術・競泳・フェンシングで、それぞれで成績に応じたポイントが加算され、その合計ポイントで射撃とランニングをするレーザーランのスタートの順番が決まります。

レーザーランは一斉スタートではなく、得点を多く取った人からスタートしていくので、その順番でスタートし、1着でフィニッシュした人に金メダルが送られることになります。箱根駅伝の復路のようなイメージで想像してもらえると、わかりやすいかもしれません。

そして、2028年に「馬術」が「SASUKE」に変わり、障害物レースとして組み込まれるということです。ルールはSASUKEのタイムなのか、順位なのかはまだわかりませんが、そこで決まるということです。

そして国際近代五種連合専務理事の方に伺いました。「興奮とダイナミズムを五輪競技レベルで再現しロス五輪でのデビューを期待」と話していました。

また弊社TBSホールディングスの佐々木社長は「五輪に正式採用されたのは画期的。TBSとして大変光栄で喜ばしいことだと感じております」と話しています。

井上貴博キャスター:
SASUKEはパワー・スピード・柔軟性の総合力が問われる難しい競技でありながら、ルールがすごくわかりやすいので、エンターテイメントとしてショーアップされる部分では、見る方も見やすいのかも。

ホラン千秋キャスター:
近代五種の選手は本当に大変だなと思います。その五種が時代によって入れ替わる。「馬術がこれまでとても得意だったけれど、このSASUKEのような障害物レースはものすごく苦手」となってしまうと、今までの選手もガラッと入れ替わることがあるのかも。

井上キャスター:
今までちょっと良い成績を残すのが難しかった選手にも、新たなチャンスがあるかもしれない。考え方が変わってくる。