運休が続く山口県のJR美祢線の利用促進について話し合うワーキンググループの活動が始まりました。

ワーキンググループは、JR美祢線の復旧後の利用促進に向けて、これまでの取り組みの検証や課題を整理し、効果的な取り組みを検討するものです。

10月30日には沿線の自治体やJR西日本の実務者が集まり、美祢線を取り巻く現状などを確認しました。

美祢線は6月末からの大雨で橋りょうが流失するなどし、全線で運休が続いています。

コロナ禍の影響もあり2022年の輸送密度は377人と、2010年の7割ほどに減っていました。

WGリーダー 美祢市総務企画部 中島紀子 地域振興課長
「利用が増えるような利用促進策を関係機関で検討して意見を出してもらうという形にしております」

JR西日本中国統括本部広島支社 木村善栄課長
「今後美祢線地域にふさわしい交通体系も合わせて議論させていただきたいということを述べさせて頂きました」

今後、利用者減少への対策案を持ち寄り、年内には有識者を交えた議論を行いたいということです。