日本とASEAN各国の観光大臣などによる初の「特別対話」が日本で開催され、持続可能な観光地づくりのため、自国の文化や自然を強調した活動を行うことや、観光人材の確保に努めることなどで合意しました。

28日午後開催された特別対話は日本とASEANの友好協力50周年を記念したもので、ASEAN各国の観光大臣らが参加しました。

対話では環境への負荷を軽減するだけでなく、観光を通して経済や社会の持続性も高める「持続可能な観光」についてや、「相互交流」について話し合われ、共同声明が取りまとめられました。

「持続可能な観光」については、▼自国の文化や自然を保護しつつも、それを活かした観光地づくりをすることや、▼観光産業の生産性を高めるために研修プログラムを共有するなどして、人材の育成に努めることなどで合意したということです。

ラオスとの共同議長を務めた斉藤国土交通大臣は会見で、「観光交流を各国で協力してやっていこうという信頼のベースができた」と述べ、今回の成果を強調しました。