ハンガリーのオルバン首相は27日、ロシアによる侵攻を受けるウクライナについて「前線では勝利しない」と述べ、EU=ヨーロッパ連合の戦略は失敗で別のプランが必要だという考えを明らかにしました。

ハンガリーのオルバン首相は27日、国営ラジオでロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援について、「あえて言わないだけで、EUの戦略は失敗だったと誰もが知っている」と述べました。

さらに、「ウクライナが前線で勝利しないことは明白だ」とし、「プランBを作るべきだ」という考えを明らかにしました。

EUでは26日から2日間にわたり首脳会議を開き、ウクライナ支援についても議論されています。

26日にはスロバキアのフィツォ新首相がウクライナへの軍事支援の停止を正式表明していて、ウクライナの隣国である両国の首脳の発言は議論の行方に影響を与えそうです。