■パリ五輪アジア2次予選 第1節 日本 7-0 インド(26日、ロコモティフ スタジアム)
サッカー女子日本代表“なでしこジャパン”(FIFAランク8位)がインド女子代表(同61位)を7ー0で下し、パリ五輪出場に向け好スタートを切った。
前半17分に追加招集の中嶋淑乃(24)がA代表初ゴールとなる先制点を奪う。後半はその中嶋が2ゴール目を決めると、怒涛のゴールラッシュで7得点を挙げインド代表を圧倒した。
2大会連続6度目の五輪出場に向け、なでしこの戦いが始まった。大会前の9月23日に行われたアルゼンチンとの親善試合では8-0で勝利。この日のスタメンは、アルゼンチン戦から5人変更。GK平尾知佳(26)。DFは三宅史織(28)、高橋はな(23)、守屋都弥(27)、石川璃音(20)。MF熊谷紗希(33)、杉田妃和(26)、猶本光(29)、長谷川唯(26)、中嶋淑乃(24)。FW田中美南(29)で挑んだ。
前半は敵陣で主導権を握り積極的にゴールを狙うも、得点に至らない時間が続いたが、17分に今大会追加招集の中嶋が、ペナルティーエリア内で長谷川のパスに走り込むと、左足を振り抜いて日本が先制点を奪う。中嶋は国際Aマッチ2試合目でA代表初ゴールを決めた。
以降、相手側の攻めになっても、すぐさま立て直し追加点を狙いに向かうが、人数を掛けてディフェンスを構築するインドの戦略になかなか決定機を作れず。
前半も残り少なくなり、CKなどでゴールを狙うが追加点が遠く。田中美、長谷川らがドリブルで切り込むも、DFに阻まれ前半は1-0で折り返した。
後半は杉田に代わって林穂之香(25)がピッチへ。最初の攻撃となった後半2分、ペナルティーエリア右サイドでボールを受けた守屋がクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ中嶋が合わせ、2点目を奪った。
さらに8分には、代わったばかりの清家貴子(27)のシュートが相手に当たり、こぼれた球を林が決めて3点目。直後の9分、清家が右サイドから敵陣に切り込み、素早くゴール前にクロスを上げると、田中美のヘディングシュートが決まり4-0。
日本の攻撃は続き、11分には守屋が左足でのダイレクトシュートが相手DFに当たるもゴールネットを揺らし、5-0とゴールラッシュは止まらず。28分はグラウンダーのクロスに対し、フリーで受けた清家が左足で合わせ6点目。後半37分には、中嶋のパスに猶本が押し込み7-0と突き離した。
アジア2次予選は、シード国の5か国(北朝鮮、日本、オーストラリア、中国、韓国)と1次予選を勝ち上がった7か国の計12か国が、3組に分かれ総当たりで対戦。各組1位と各組2位の成績上位1か国が、24年2月のアジア最終予選に駒を進め、五輪出場はアジアから2か国が出場できる。
2次予選はウズベキスタンで開催され、29日はウズベキスタン戦、11月1日はベトナム戦に挑む。














