認知症の高齢者が行方不明になったことを想定した捜索訓練が、備前市で行われました。

「お父さんがいなくなっちゃったんです!」

訓練は、認知症の父親が行方不明になったという想定で行われました。

届け出を受けた警察が消防と連携して捜索を開始します。

備前市では、行方不明者の届け出が今年すでに38件あり、認知症の疑いがある高齢者を保護するケースも多いといいます。

きょう(25日)は、山での行方不明を想定し、警察犬が捜索を行うなどの手順を確認していきました。

(備前警察署 高野祐司生活安全課長)「とにかく警察へ早く知らせることが早期発見・早期保護につながりますので、家の人がいなくなったということがあればすぐに警察まで通報するようお願いしたい」

警察では、冬になると発見の遅れが命取りになるため、特に注意を呼びかけていきたいとしています。