天谷宗一郎 さん
そして、もう1人、ことしのドラフトでカープの運命を左右しそうな選手が、亜細亜大学の 草加勝 投手。この秋のリーグ戦終盤3試合に登板し、2完封を含む3勝。武内投手と並びリーグ5勝を挙げ、スカウトの評価を一気に上げた投手です。競合を避ける球団が1位で指名する可能性も十分にある、素材型のピッチャーです。

天谷宗一郎 さん(取材時の印象)
「腕の振りがすごく鋭いなっていう印象で、ベース前ですごく伸びているストレートを投げているんじゃないかなと思います。そんな中でクイックで投げてみたりと、すごく工夫が見られるピッチャーかなと思います」

石田充 アナウンサー
まだまだドラフト1位の可能性が高い選手が大学にことしは多くそろっているということなんです。

天谷宗一郎 さん
カープが1位指名する青山学院大学の常廣投手のほかにも、競合するんじゃないかという武内投手(国學院大)は、185センチから投げ下ろすストレートを左右に投げ切れるコントロールがあるんです。そこをプロのスカウトはすごく評価しているんじゃないかなとぼくは勝手に予想しています。

石田充 アナウンサー
サウスポーという特徴もありますからね。

天谷宗一郎 さん
下村投手(青山学院大)は、174センチ・73キロ。小柄なんですけれども、力の出し方を知っている投手というんですか、センス・総合力が高くて即戦力なので体を一回り大きくしたら本当に楽しみな選手だなと思います。

石田充 アナウンサー
そして、亜細亜大学の草加投手。

天谷宗一郎 さん
草加投手は、大崩れをせずに長いイニングを消化できるピッチャーっていうふうにぼくは評価しているんです。ストレートの質もいいんですけれども、最近、プロ野球界の中ですごくトレンドとして入っている、縦に割れるカーブといわれる大きなカーブを武器にしているピッチャーなので、そこもスカウトの方はやっぱり注目しているんじゃないかなというふうに思います。