新潟が抱える課題について自主的に調査・検討した新潟県の若手職員・有志のグループが、課題解決のための『政策』を県のトップである花角英世新潟県知事に対して直々に“プレゼン”を行いました。
この取り組みは、若手職員の政策立案能力向上などを目的に2019年度から行われています。今年は、3つのグループが政策などを発表しました。
その中の一つ、新潟県しごと定住促進課・古俣敦士さんらのグループは、若者の県外流出などの人口減少が県内での“問題”と考えたということです。
「実は、新潟県出身者は“Uターン意欲度”が全国で最も低いという結果でした…」
そこで、郷土愛を育むことがUターンの意欲向上につながり、人口減少への対策にもなると訴えました。
【古俣敦士 主査】
「今の県民歌は県民歌としつつも、新しい新潟県の歌を作って盛り上げる“プロジェクト”ができないか?」
その上で『郷土愛の醸成』のためには、子どもたちに愛着を持ってもらえる新しい県民歌が必要だとして、楽曲を募集しコンペを開催したり、国内外で活躍するダンスグループ「CHIBIUNITY」に振り付けを依頼したりする案を提言しました。
【花角英世新潟県知事】
「愛着を本当に県民の皆さんが持ってくれているのかというところから詰めて考える必要があるのかもしれません。いずれにせよ、郷土愛や愛着をもっともっと高めていく取り組みは非常に重要…」
3つのグループの政策提言は、関係部局が今後精査し、制度化や事業化を検討するということです。
【新潟県しごと定住促進課 古俣敦士 主査】
「知事や部長・局長に直接話を聞いてもらう機会が貴重だと思っているので、非常にありがたかった。政策として実現に向かっていけたらいいなと考えています」