山口県は「人口減少の克服」などを基本方針に掲げた、2024年度当初予算の編成方針を村岡知事が、会見で発表しました。


村岡嗣政 知事
「私は今こそ、急速に進行する少子化トレンドを反転させると、未来の世代が本県で希望を持って暮らすための基盤をしっかりと作っていくために来年度当初予算の編成にしっかりと取り組んで参ります」

山口県内では、2023年8月に初めて人口が130万人を割り込み、2022年の出生数は7700人あまりで、過去最少となりました。

県は来年度・2024年度の予算編成に当たって、基本方針の1つに「人口減少克服に向けた施策の構築」を掲げました。

結婚から子育てまで、各段階の取り組みを充実させる少子化対策、若者や女性の雇用の場を創出するなどして、人口流出を防ぐ「社会減対策」などを重点事項としています。

また、県の総合戦略である「やまぐち未来維新プラン」以外の継続事業の予算は、前年度の90パーセント内に抑えるなど、事業の選択と集中によって「持続可能な財政基盤の確立」も目指します。

2024年1月下旬からの知事査定を踏まえて2月上旬に当初予算案を決定し、2月県議会に提出する予定です。