きのう(23日)、香川県小豆島町の役場近くで目撃された大型のトカゲは、現在も発見されておらず、警察が周辺の警戒を続けています。住民の不安をよそに、トカゲは姿を隠したままです。

きのう正午ごろ、香川県小豆島町片城で目撃されたトカゲです。

(報告 茅原淳記者)「小豆島町役場の北西約400メートルのこちらの場所で、トカゲが目撃されました」

トカゲが最後に確認されたのは、側溝の中に入っていったこの時でした。

(目撃した人)「グレーチングの上を歩いてました。鉄の上を」
トカゲを見つけて撮影したのは、近所の建設現場で働いている男性です。
(目撃した人)「車停めて動画撮って、ゆっくり歩きよったから捕まえようかなと思ったら逃げたから、びっくりしましたね。もうそんなんおらんからね、こっちに」

警察によりますと、トカゲは体長60センチから70センチほどで、東南アジアなどに生息する「ミズオオトカゲ」か「クロホソオオトカゲ」と見られています。現場近くの中学校では、朝夕の登下校時に警察がパトロールに出て警戒にあたったほか、現場のすぐそばの広場では、グラウンドゴルフを楽しむ高齢者に注意を呼びかけていました。

(警察官)「大きなトカゲ見つけた時には、警察とか町役場とかに連絡をお願いします」
(住民)「わかりました」

(住民)「トカゲといったら小さくても怖いから、大きいといったらちょっと想像できないけど怖いです」

ニュースで報じられたこともあり、付近を気にする住民の姿も。
(様子を見に来た人)「溝あたりを見てみたり、木の上を見てみたり、川を見てみたり。そんな感じです」

(住民)「襲いかかるとかないんですかね。僕知らんのですけど早く捕まってほしいです」

「ミズオオトカゲ」もしくは「クロホソオオトカゲ」の場合、人を襲うことはないものの、肉食性で、噛まれると指がちぎれるおそれがあるということです。住民らが一日も早い捕獲を願うなか、トカゲは依然として姿を隠したままです。