一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ「ライドシェア」。政府は導入を検討していますが、安全性などを懸念する声もあります。いち早く導入したのが中国ですが、利用者はどう感じているのか取材しました。
北京の街中でスマートフォンを見つめる男性。待っていたのは車です。車はタクシーではなく、一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ「ライドシェア」。
どうやって乗るかというと…
記者
「こちら中国のライドシェアアプリです。まず目的地を入力し、車種を選択し、車を呼びます」
待つこと5分。
記者
「いま車が到着したので、早速乗ってみます」
アプリで乗客とドライバーをマッチングする仕組みです。
記者
「乗車したあと、ドライバーはアプリのルートに沿って走ってくれます」
料金は、3.6キロを10分で走り、日本円にしておよそ300円でした。
中国のライドシェア最大手の「DiDi」は2012年にサービスを開始。今では中国全土の9割を超える街に普及していて、一日およそ2600万人が利用しているといいます。
感想を聞いてみると。
「ライドシェア」利用者
「便利ですよ、いつでも車を呼べるから。タクシーだとそうはいきません」
岸田総理はきのう、所信表明演説で「ライドシェア」の導入を検討する考えを表明。ただ、お膝元の自民党を含め、安全性に懸念の声も出るなど、賛否は分かれています。中国はどう対応しているのか。
「ライドシェア」利用者
「不安だと思ったことはありません。通報する機能がついてますから」
「運転手と乗客の情報は外からも常に確認できる状態になっていて、危険だとは思いません」
最大手「DiDi」は、▼ドライバーがルートを外れる、▼不自然に長時間停止するなどした場合、すぐに対応できるシステムを導入。最新技術による監視体制で安全性は担保しているといいます。さらに…
「ライドシェア」ドライバー
「これがこの車の許可証、こっちは私の運転許可証です」
中国政府は「ライドシェア」ドライバー専用の運転許可証まで導入しています。
「ライドシェア」ドライバー
「(運転許可証の)試験内容は主に法律とか英語とか、タクシーの運転免許とほぼ同じですよ」
「ライドシェア」利用者
「10年前は流しのタクシーを捕まえることが多かったけど、今はライドシェアのほうが便利です」
中国で生活の一部となったと言える「ライドシェア」。アメリカや東南アジアでも普及しています。
一方、ヨーロッパでは認められていない国も多いほか、お隣の韓国でも禁止されるなど、各国で対応は分かれていて、日本で今後、どのように議論が進むのか注目されます。
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