2026年度に山口県東部の県立高校5校を統合し新しく2校を設置する再編整備計画について、23日夜、柳井市で説明会がありました。
柳井市であった説明会には、住民ら80人ほどが参加しました。
県教委は2026年度に、柳井市の柳井と柳井商工、平生町の熊毛南、田布施町の田布施農工、周南市の熊毛北の5校を統合し、柳井と田布施農工の校舎に新たな2校を設置する再編計画の素案を示しています。
柳井には、普通科、商業に関する学科の高校、田布施農工には、農業、工業、家庭に関する学科の高校を想定しています。
説明会は今回で4回目で、これまでと同じく、志願倍率の低迷や人口減少といった現状を踏まえ、「教育の質の確保・向上を図るため」などと説明しました。
説明会の参加者
「(想定される柳井高校で)大学行こうと思って勉強する者、それから、就職試験。時期も違いますし、やっぱり教育内容も違うと思うんですが、これを1つの学校にすることをですね、これが果たして質の向上になるのかなという」
山口県教委の担当者
「2学科が併置したところで、しっかりとそれぞれの学科の取り組みを行うというところはもちろんですし、それぞれの良さっていうのを補い合えるというふうに思います」
説明会は、意見や質問が相次いだため、終了予定時刻より1時間ほど遅い8時すぎまで行われました。県教委では10月29日にも、上関町でも説明会を開くほか11月9日まで郵送やメールなどで意見も受け付けています。
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