自民党の石破元幹事長は、岸田総理が“税収増を国民に還元する”としていることについて、「正しいとは思わない」と指摘しました。

自民党 石破茂 元幹事長
「基幹3税、所得税・法人税・消費税が増えたのは、成長の果実でも何でもない、物価が上がっただけの話だから、そうするとそれを還元しますと言っても、私は正しいと思いません」

石破氏はこのように話し、岸田総理が「税収増を国民に還元する」としていることに異議を唱えました。

また、これに先立つ講演で石破氏は、岸田総理が与党に検討を指示した所得税の減税について、与党内から“減税期間は1年”との見方が出ていることに対し、「1年間だけ減税すれば良いというものではない。むしろどうやって将来の不安を取り除くか。これから先、人口が当面減っていく時代、日本の設計をきちんと示すことこそが、政府与党の仕事だと信じている」と主張しました。