誰もが暮らしやすい社会の実現へ性的マイノリティーの人たちによる団体が、理解を深めるための施策などを県に要望しました。

性的マイノリティーの人たちやその支援者などで作る「山口レインボープライド2023実行委員会」の田中愛生委員長が、山口県の藤田環境生活部長に要望書を手渡しました。

委員会は、2023年5月、性的マイノリティーへの偏見や差別に反対し、自由で平等な社会を訴える県内初のパレードを主催しました。

今回の要望は、今年6月にLGBT理解増進法が施行されたことを受けたものです。

県民の理解が深まるような施策や自治体が、同性のカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ制度」の導入を求めています。県側は、庁内のワーキンググループで検討を進めているとし、理解促進に努めたいと応じました。

山口レインボープライド 田中愛生委員長
「LGBTであるなしに関わらず、多様な、多様性を認め合える社会ができてくれたらなという風に思っております」

実行委員会では、来年もパレードを実施したいとしています。