林業や建築分野への就職に興味を持ってもらおうと、高校生を対象としたインターンシップ=職業体験が23日、山口県阿武町でありました。

インターンシップには萩商工高校の電気・建築科建築コースの2年生18人が参加しました。地元産の木をふんだんに使った阿武町のABUキャンプフィールドで、施工した企業の担当者から説明を受けました。

一般的な平屋建ての7棟分ほどの木材を使ったことや完成までの9か月で延べ6000人が携わったことなど、生徒たちは興味深そうに聞いていました。

木の伐採現場では、木をつかんで移動させる機械や、枝を落としながら4メートルの長さに切る機械といった高性能の林業機械を使った、効率化された作業を体験しました。

体験した生徒
「林業って大切だなと思ったのと植林とか間伐とか楽しそうだなと思いました」
別の生徒
「大変そうで、難しそうなことだと思っていたんですが、今の経験を通して楽しく出来たのでいい興味が持てたなと思いました」

主催した県萩農林水産事務所は、林業や建築分野で働く若者の確保が重要とし、今後も就職を促進する取り組みを進めるとしています。