木造建築の新築住宅やリフォームを手がける富山市の「色彩工房藍」が20日までに事業を停止したことがわかりました。負債総額は約1億1200万円を見込んでいます。

色彩工房藍は2004年(平成16年)2月に創業、2007年(平成19年)1月に法人化した木造建築工事業者です。

「レモンホーム」の名称で、富山県内を中心に新潟県や石川県で個人の新築住宅やリフォーム工事を手がけ、ピークの2019年12月期の売上高は約5億1900万円を計上していました。

しかし、近年は同業他社との競合が厳しく苦戦を強いられ、2022年12月期の売上高は3億7100万円まで縮小し、固定費を吸収しきれず、3期連続の赤字を計上するなど採算面で厳しい状況が続いていました。

こうした中、財務面は債務超過の状態に陥り、資金繰りが厳しい状況が続いていたため、事業を停止し、事後処理を弁護士に一任することになりました。

負債総額は約1億1200万円を見込んでいます。