「介護保険料の払い戻しがある」などのうその電話で、宇部市の60代の女性が現金およそ138万円をだまし取られました。

警察によると、21日宇部市の60代の女性の家に市役所職員をかたる男から「介護保険料の払い戻しがある。今日中に手続きすれば、3万円あまりを返還する」と電話がありました。

話を信じた女性が金融機関に行き、男から指示された番号に電話したところ、銀行員を名乗る男からATMを操作するよう言われます。女性は男の指示通りにATMを操作して、3回にわたって指定された口座に金を振り込み、およそ138万円をだまし取られました。

県内で9月末までに確認されたうそ電話詐欺の被害は63件で、被害額は1億4000万円に上っています。

警察は「還付金があるは詐欺の手口。留守番電話設定や防犯機能付き電話などを使い、すぐに電話に出ない対策を」と注意を呼びかけています。