明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は21日、ホーム・デンカビッグスワンスタジアムでサガン鳥栖と対戦し、1対1で引き分けました。勝ち点1を積み重ねたアルビは、この試合でJ1残留が決定しました。

試合は前半2分、DF舞行龍ジェームズからのパスに右サイドのMF松田詠太郎が抜け出しクロスを上げると、中央で待ち構えていたFW鈴木孝司がシュート!しかし相手キーパーに阻まれ、得点を奪えません。

さらに前半16分には、左サイドのDF新井からのパスに中央でFW高木善朗が合わせることができませんが、相手がクリアし損ねたところをMF高宇洋が奪って持ち上がり、シュートを放ちます。しかし、これは枠の外。

前半30分にも、右サイドMF松田がドリブルで仕掛けてクロスを上げると、中央でMF太田修介がシュートを放つもジャストミートせず。こぼれたところにFW高木が詰めシュートを放ちますが、これも枠の外。

試合は一進一退の中、前半終了直前でした。右サイドからMF松田がクロスを上げるとペナルティーエリア内で相手のハンドを誘い、PKを獲得します。これをFW鈴木がきっちり決め、アルビが先制します。

しかし、そのゴール直後のプレーでした。アルビの左サイドからクロスを上げられると、中央で鳥栖のFW小野裕二に頭で押し込まれ同点に。前半は同点で折り返します。

後半も互いに決定機を作りますが、なかなか決めきれない展開に。
アルビは25分、FW高木からのパスを受けたMF松田がクロスを上げます。FW鈴木がペナルティーエリア中央でトラップし右足を振りぬきますが、枠をとらえきれません。

一方、34分には鳥栖のコーナーキックからヘディングで押し込まれそうになりますが…GK小島亨介がライン上で止めて追加点を許しません。
試合はこのまま1対1のまま引き分けに終わりました。

これでアルビは勝ち点37となりました。リーグ戦は残すところ、あと4試合。
17位の湘南ベルマーレ(勝ち点27)と最下位の横浜FC(勝ち点26)の少なくともどちらかがアルビの勝ち点を上回ることがなくなったことから、アルビのJ1残留が決まりました。

※4試合を全勝して得られる最大勝ち点は12であるものの、湘南と横浜FCは直接対決を残していて、「湘南と横浜FCがともに全勝」という可能性がないため