下関市の保育園で、園内に入ろうとする不審者に対応する訓練がありました。

訓練は、不審者が「子どもに会わせろ」と言い園内に押し入ろうとする想定です。

不審者役「子どもに会わしてや」保育士「お名前は?」

応対した保育士は子どもの名前などを問い続け、侵入を防ぎます。
この間、ほかの保育士は園児たちを不審者からより遠くの教室に避難させ、入り口をふさぎました。


警察に通報し、到着を待つ間も質問を続けます。


不審者に諦めさせることがポイントです。訓練後は園児を対象にした防犯教室や、保育士対象のさすまたの効果的な使い方の講習がありました。

長府署生活安全課 河村貴志課長
「(不審者を)園の中に入れさせてしまうと大変なことになってしまうので、入れさせないということと、園児の皆様を安全に、素早く避難させるということで、2つのポイントでみていたんですけれども、2つともしっかりとできていたと思います」

長府第三保育園 家田史子園長
「子どもたちの安全を第一に考えながら、とっさに行動できるようにしていきたいなとあらためて思いました」

園では定期的に訓練を続けていきたいとしています。