去年10月、職員の男が入所者に暴行を加え、死亡させた事件が起きた福島県小野町の介護施設に対し、町は半年間、新規入所者の受け入れを停止する行政処分を行いました。
新規入所者の受け入れ停止処分を受けたのは、小野町の特別養護老人ホームつつじの里です。この施設では、去年10月、職員の男が、入所者の女性に暴行を加え、死亡させる事件があり、男は、傷害致死の罪で起訴されています。女性の死因は、外傷性の出血性ショックでした。
事件の後、町は7回にわたる調査をしてきましたが、その結果、男が死亡した女性に虐待していたことを認めたということです。
これを受け、町は19日、施設に対し、新規入所者の受け入れを半年間停止する行政処分を行いました。調査では、別の職員が入所者に大声をあげるなどの心理的虐待も確認されたということで、町は施設に対し、運営を改善するよう求めています。
