IAEA=国際原子力機関の調査団が処理水の放出後初めて、福島第一原発近くの海域の放射性物質の濃度を調べるため、海水や魚の採取を行っています。

IAEAの調査団の一行は、第一原発周辺の放射性物質の濃度を調べるため、16日から海水や魚などを採取しています。19日は、福島県いわき市で水揚げされたチダイやカナガシラなど、6種類のサンプルとなる魚が選別され、梱包される様子を視察しました。

調査には、韓国やカナダ、それに、処理水の放出に反対している中国の専門家も参加しています。

水産庁 高瀬力漁業監督指導官「国内外の皆様に日本の水産物の安全性をより確かなものにしていただく手助けになると思っている」

採取されたサンプルは、今後、各国の分析機関に送られ、IAEAが報告書を取りまとめることになります。