尖閣諸島の大正島沖の日本の排他的経済水域内で18日、中国の海洋調査船が活動しているのが確認されました。

第十一管区海上保安本部によりますと、18日午前8時10分ごろ、中国の海洋調査船「向陽紅18」が尖閣諸島の大正島の北東約129キロメートルの日本の排他的経済水域内で、ワイヤーの様なものを海中へ延ばしているのを海上保安庁の巡視船が確認しました。

巡視船が無線を使って活動の中止を求めましたが、返答は一切なかったということです。

「向陽紅18」は18日午後6時の時点で日本の排他的経済水域内に留まっています。

排他的経済水域内での調査活動は事前に相手国の同意が必要となります。

「向陽紅18」からは事前の申請があったものの、申請内容とは日程と海域が異なっていたため海上保安庁は活動の中止を求めたということです。