関係者から悲鳴です。
土鍋の国内シェアの8割を占めるとされる、三重県四日市市の伝統産業「萬古焼(ばんこやき)」…主要原料である「ペタライト」が不足し、生産が困難になっています。

(萬古陶磁器工業協同組合 熊本哲弥理事長 三重県庁 18日午前10時半過ぎ)
「土鍋に私たちが使っている、いちばん重要なペタライトという原料が、近年なかなか入手が困難になっている。支援をしていただけないか」
三重県四日市市を中心とした伝統産業、萬古焼。
その原料になる「ペタライト」の確保を求めて地元組合が18日、三重県知事に提出した要望書。


萬古焼が危機に陥っているのです。
(銀峯陶器 熊本誠太専務)
「こちらがペタライトです」
(記者)
「触ってみると片栗粉のようにさらさらで、匂いはほとんどありません」

創業91年、三重・四日市市の銀峯陶器(ぎんぽうとうき)。
製造する萬古焼の土鍋に、リチウムを含んだ鉱物の「ペタライト」はかかせません。
土に混ぜることにより、焼いたときに膨張せず割れない耐熱性を実現しているのです。















