秋を感じさせる花の話題です。
宮崎県日南市の寺で、秋に花を咲かせるウスギモクセイが満開となっています。

日南市の願成就寺の境内にある樹齢300年を超えるウスギモクセイ。
高さ11メートル、幹回りは5.5メートルあり、みやざき新巨樹100選にも選ばれています。

例年と同じ時期、今月中旬に入ってから淡い黄色の花が咲き始め、現在は満開となっていて、辺りに甘い香りを漂わせています。

(訪れた人)
「今年の花は格別に綺麗です」
「キンモクセイと違って、甘くてやわらかいです」

18日は寺で抹茶のふるまいもあり、訪れた人たちは秋のひと時を楽しんでいました。

願成就寺のウスギモクセイの見ごろは、今週いっぱいだということです。

(スタジオ)
キンモクセイとギンモクセイ、ウスギモクセイの違いは何だろうかと思われる方も多いと思います。

宮崎県総合博物館やフローランテ宮崎などによりますと、ウスギモクセイは、キンモクセイ、ギンモクセイと同じモクセイ科モクセイ属に分類されます。

花の色は、キンモクセイがオレンジ、ギンモクセイが白、ウスギモクセイが淡いクリーム色です。

花の色が違いますが、匂いは似ていて、キンモクセイが一番匂いが強いそうです。