2026年度に、山口県周南・柳井地域の県立高校5校を統合し、新しく2校を設置する再編整備計画について、対象の学校がある平生町で17日夜、説明会がありました。
県教委が平生町で開いた説明会には、住民らおよそ60人が参加しました。県教委は、2026年度に、柳井・周南地域の県立高校5校を統合して、新しく2校を設置するという再編計画の素案を示しています。
柳井市の柳井と柳井商工、平生町の熊毛南、田布施町の田布施農工、周南市の熊毛北を統合し、柳井と田布施農工の校舎に新たな高校を設置するとしています。
柳井には、普通科、商業に関する学科の高校、田布施農工には農業、工業、家庭に関する学科の高校を想定しています。
県教委は、人口減少や志願倍率の状況など、再編の理由を30分かけて説明しましたが出席者からは反対や疑問の声が相次ぎました。
説明会の参加者
「平生町唯一の高校・熊毛南高校がなくなることは、この平生町にとって、非常に重大な問題だと思っています」
県教委の担当者
「たしかに地域の方には寂しい思いをさせてしまうってことはあるかと思いますが、私たちはこれからを担う子どもたちに何ができるかというところで、再編整備を進めさせていただいているところでございます」
説明会に参加した中学生(3年)
「高校がなくなると、人も少なくなるから、この平生町がやっていけるのかなという思いはありました」
県教委では10月中に、対象の高校があるほかの3市町でも説明会を開き、郵送やメールなどでの意見も11月9日まで受け付けています。














