きょう10月17日は「沖縄そばの日」です。きょうは沖縄そばを食べた方、いらっしゃるのではないでしょうか。

小麦粉で作られている沖縄そばが「そば」と表示することを正式に認められて、きょうで45年です。那覇市では、沖縄そばの日を盛り上げる取り組みが各地で行われました。

並んでいるのは、すばじょーぐー(そば好き)の皆さん。
お目当ては、県内18の製麺所の沖縄そばが100円で味比べできるというもの。

(Q:沖縄そばとは?)
「日常生活ずっと食べると思います」

沖縄そばの食文化を県内外に広めていこうと、沖縄生麺協同組合が開きました。

愛知県から訪れた客
「一見に薄そうに見えて、全然そんなこともなく、お出汁が美味しいです。あまり形を変えないでもらいたい。このまんまでお願いしたいです」

100円そばの味比べ、1時間あまりで、470杯、完売したということです。

屋良キャスター
「こちら那覇市の城西小学校ではあの名店の沖縄そばが給食に登場します」

この麺は、老舗のそば屋、「首里そば」が店で提供している”手打ち”の麺。

年々、沖縄そばの値段が高くなるなか、子どもたちに気軽に味わってほしいと、店主の仲田さんが700食、用意しました。

首里そば店主・仲田靖さん
「(沖縄そばは)そば粉を使ってなくて小麦粉で作ってるんですよ。本当はそばと呼んだらダメと言われていて、国に言われたんだけど、お願いして良くなった日です。皆さんどうぞ召し上がって下さい!」
「おいしい給食いただきます」

沖縄そばは、給食の好きなメニューの第2位。いつもと違う麺に子どもたちは。

男子児童「麺が硬いところだったり美味しいところです」
女子児童「職人さんが作ってくれたのは、味がしっかりと麺にしみこんでいてとてもすごいなと思います」

職人さんへの質問も飛び交いました。

(Q:なぜそばの色が違う?)
「色素を入れないで、小麦にちょっと胚芽が入っている、これでちょっと灰色ぽいでしょ?」

仲田さんは、これからも子どもたちに、沖縄そばの魅力を発信していきたいとしています。

首里そば店主・仲田靖さん
「小さいころに食べないと大人になっても食べないので、大きくなっても食べてもらいたいので、少しでも多くの人に食べてもらいたいということで、”給食”を思いつきました。この中から大谷翔平みたいな子が出てきても、沖縄そば食べたいと言ってくれたら沖縄も有名になるしね」

職人の思いが詰まった沖縄そばの麺。子どもたちは興味深そうに堪能していました。