各月の明治安田生命Jリーグにおいて、Jリーグが最も優れたゴールを表彰する「明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間ベストゴール」の9月度の受賞ゴールが決定し、アルビレックス新潟・三戸舜介選手の「第27節 ガンバ大阪戦のゴール」が選ばれました。
三戸選手のゴールは9月17日に行われたアウェー・ガンバ大阪戦の後半38分に決めたものです。DF千葉和彦選手の縦パスをスルーした三戸選手は、MF高木善朗選手のワンタッチパスを受けて相手選手の股を抜き、冷静にゴールに流し込みました。
選考理由について、選考委員の反町康治さんは「中央でワンタッチでの股間を抜いてのゴールはアイディア満載」としています。また槙野智章さんは「これぞ新潟、という組み立て。新潟が続けている自分たちの形が出たゴール。素晴らしいくさびからの、3人目の動きで生まれた得点」と評し、北條聡さんは「敵軍の堅固な防壁を一瞬で骨抜きにした密集破りの芸術品。絶妙のタッチで対峙する守備者の股下にボールをくぐらせ、フィニッシュに持ち込む技術と閃きは圧巻の一語だった」としています。
三戸選手はクラブを通じて「5月に続いて2回目の受賞で、まさか自分のゴールが選出いただけると思ってもいなかったので、正直、驚いています。あのゴールは千葉和彦選手、高木善朗選手の素晴らしいプレーの連携からボールをもらったので、自分としては珍しく落ち着いてシュートを打つことができました。この賞は自分に迷いなくシュートを打たせてくれた2人のおかげだと思っています。残り試合も少なくなりましたが、これからもチームを勝利に導けるようなゴールを狙っていきます」とコメントしています。
三戸選手の月間ベストゴールは5月の横浜F・マリノス戦でみせた“無回転ミドル弾”に続いて、今季2度目の受賞です。
なお三戸選手のゴールは、年間で最も優れたゴールに与えられる「年間最優秀ゴール賞」にノミネートされるほか、オリジナルカフスボタンと、賞金として20万円が授与されるということです。